2017年5月11日木曜日

京都紀行と中医

先日のG.Wを使い、京都に行ってきました。特に、川床や水占がある貴船神社をメインに出掛けましたら、中医を感じてしまいました。
中医の聖典「黄帝内経(こうていだいけい)」では、水は方向は北、季節は冬、五臓は腎に属するとされています。平安京の北起点は船岡山と言われていますが、正に北の象徴と言えるのは鞍馬山周辺の貴船神社ではと思うくらいでした。貴船神社は、敷地内に3つの宮が存在します。その内の本宮と奥宮には水を司る神様がいます。その2つの宮は意味合いが異なり、本宮は降雨の神様、奥宮は止雨の神様です。2人の神様がいるので雨がコントロールされているわけです。
体の腎は、現代医学の「腎臓」とは機能が異なります。両親の先天的な気を頂戴して、体の成長やや生殖を機能させ、水の調節をします。
また、腎には陰陽があり「腎陽」や「腎陰」、「真火」や「真水」などと呼ばれます。体の状態によっては、トイレが近くなったり、全く行かなくなったりといった事は、「腎」と関わる事だったりします。「腎」もまた水をコントロールするわけです。
雨は降り過ぎてもダメですし、降らなくてもダメなので、調整つする2つの神様がいたのかもしれませんね。もう1つ中国の言葉で「水は能く船を浮かし、亦能く船を覆す。」とあり、水をコントロールしないとならないという事で、「船」の字を神社に当てたのかもしれませんね。ついでに「貴布禰」とも字を当てます。

神社の陰陽の間に「結社」があります。恋愛を結ぶスポットとして有名らしいですが、私と結びつけてくれるものに「葛の花」がありました。こちらは、二日酔いに使う生薬です。北京で中医の仕事をしている時も、二日酔いに飲んでたのを思い出し、中医と結ばれている事を、深く感じました。(むしろ繋がっているのはお酒ではなかろうか・・・)
葛花解酲湯という処方もあります。


余談ではありますが、「晴明神社」にも足を運びました。単純に中医も安倍晴明も陰陽と関わりが深いという事で参拝しました。
(副院長 伊藤)


当院のホームページはこちらです

2017年5月9日火曜日

カッサプレートと薬膳スープ


香港で《カッサプレート》と《薬膳スープの素》を買ってきました。
波のような形をしたプレートは、茶色がヒツジの角、赤っぽいのはメノウです。
四角い板は水牛の角。
黒いのも水牛の角で、棒状のものはツボ押し用、へら状の部分は顔のマッサージに使います。
健康サロンでカッサを学んで以来、クリニックのスタッフもカッサに興味をもって《マイカッサ》でしゅっしゅっとやってます。


中国の南のほう、広東省や香港では漢方薬と肉を煮込んだスープがおふくろの味です。
スープ用保温ポットも日常使われていて、映画でも風邪を引いた人にスープを差し入れるシーンがあったりします。
定食屋の日替わりスープも漢方薬と肉を煮込んだものがほとんどです。
このスープの素、薬として飲む場合はどんぶり2杯の水で半分くらいまで煎じて飲みますが、肉などの具を入れて健康スープとして飲むことも多いようです。
(院長田口)

当院のホームページはこちらです

徐先生外来のお知らせ

5月の徐先生カウンセリング

今回は1日のみ、臨時開催となります。
5月26日金曜日 
10:00~13:30 15:00~18:30
ご予約の際、ご確認ください。


金曜担当の中医師変更のお知らせ

5月より毎週金曜日は伊藤先生お休みになり、劉先生が担当します。
ご予約の際、ご確認ください。
カッサや美容鍼も、ぜひ金曜の劉先生をご指名ください!

当院のホームページはこちらです