2017年11月25日土曜日

アゴガカタイ

偏頭痛・歯ぎしり・夢をよく見る・食べててアゴが疲れる・常に緊張する・耳鳴り・肩こり

こんな症状が見られる場合、アゴが硬いかも知れませんよ。
中医ではアゴや側頭部には胃や胆の経脈が流れているとしています。経脈の流れが滞ると興奮性の熱症状や痛みが起こりやすくなります。

アゴが固くなる原因の多くは、知らない間に奥歯を噛み締めている事にあります。食事の時の噛み癖、作業中の左右いずれかに向く習慣などがあり、顎関節症などの診断を受けているかたも多いと思われます。

解決法として、中医の養生法をご紹介します。

口の渇きが出る人にも使えます!ズバリ!舌を回し法!
口の中で、舌を上下、左右や円を描きます。各30回ほど行います。

千金の価値あり、中国4000年の秘伝の技! 舌先上アゴ法!
大げさに書きましたが、やり方は非常に簡単です。
舌先だけを上アゴの歯茎に当てるように置きましょう。
※舌が平らになっている時は、奥歯が噛み締めやすい状態になります。逆に舌先を立てて上アゴの歯茎につけると奥歯の間が開くようになります。ただし、舌の上の表面が上アゴの天井についていては意味がありません。
絵:伊藤画伯


さらにもう一つ、12ともお口をポカーンと開けた状態では無く!クチビルを閉じたまま行う事で、ポカーンと開けるとアホっぽいよりもスマートに見えます。

2の方法は気功でも使われている方法です。呼吸は鼻で吸って、吐く事と合わせて試してみてください。

2017年11月17日金曜日

インフルエンザに漢方は有効?

副院長の伊藤です!
昨今のニュースや、健康サロンでも話題にあがりましたが、今年はインフルエンザのワクチンが少ない状態です。

健康サロンでは、「未病」という予防的な話をさせて頂きました。手洗い、うがいなどはもちろんのこと、ツボをお灸や指で刺激したり、お腹を傷めないようなくらいの、体の温まるものを取りましょうとお話しさせて頂きました。

そして、もしインフルエンザにかかってしまった場合、あるいはそうなってしまいそうな場合、時にはなる前の予防として漢方を使う方法もあります。
そもそもインフルエンザのように関節の節々が痛む、寒気がある、発熱があるなどの症状に対し、葛根湯などの処方が書かれた本の作者で医者でもある「張仲景」は漢方で対応していました。
代表的なものに、「麻黄湯」などがあります。関節の節々が痛み、首肩背中がこわばり、発熱、悪寒、汗が出ない、咳込みなど症状に使われています。

ただし、病気の進行度合いにより、漢方は変わりますので一概に麻黄湯だけとは言えません。治りが悪かったりするときは、専門家がいるところで診てもらうことをお勧めします。

ついでに私は、インフルエンザの予防接種後にインフルエンザ様の症状が出た時に漢方飲んで治しました。

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2017年11月14日火曜日

診療スケジュール変更のお知らせ

11月16日徐先生カウンセリングは午後のみ


木曜日の徐先生の中医カウンセリングは都合により午後からになります。
ご迷惑をおかけいたしますがご了承いただけますと幸いです。

第11回 東文健康サロン インフルエンザと免疫力向上

1111日(土)第11回東文健康サロンが開催されました。
1並びの今回のサロンですが、「インフルエンザと免疫力向上」をテーマに開催しました。

今年は特にワクチンが少なく、予防接種が困難担っているのが現状です。予防接種の他に、自力で予防が出来ないのか?を考え、免疫力向上をテーマにしました。

はじめに、院長・田口先生からインフルエンザの流行状況と治療に使われている薬について概要を語ってもらいました。予防についても、単純で当然に思われるかもしれませんが「手洗い、うがい」はちゃんとしましょう!との事でした。

次に中医編として、中医の考える免疫って何だろう?、どうすれば免疫力が高められるか?という話をさせていただきました。免疫力を向上とは、中医的に「未病を治す」という予防概念にあたります。
体を守るのには、気の調整が必要で「正気(せいき)」がその仕事をしているということです。
「正気」は「元気」とも呼ばれ、生まれ持った両親からもらった「先天の気」と呼吸や食事から得た「後天の気」から構成されます。

「生まれ持って体質が弱い人はどうなっちゃうの?」
完全に補填するという基準はないですが、後天の気を使い、先天の気の不足を補うようにします。体質自体はベースは存在するとしても、変化は出来るということでもあります。

また、「衛気(えき)」という体表を守る気もあり、食べ物から作られる気であり、下焦という「先天の気」とも関係した場所から発生します。朝になると目元から衛気出て、夜になると足から体内に入るとされています。そのため、朝に目元がむくむのは衛気の流れが悪いからとする事もあります。一般的な風邪では、体が弱り衛気がかけてしまった時に、毛穴からなどから風の邪気が侵入していきます。ここでの邪気は、人を食べるとか脅すとかではなく風・寒・暑・湿・燥・火の6種の自然な気が人体に対して悪影響を与えた時に邪気になります。邪気は、取りきれずにいると体内で悪い方向に進行していきます。

これらの邪気が入り込まないようにするためにも、免疫力をあげましょう!
サロンでは、ツボと食べ物を使った免疫力向上をご紹介しました。




足三里のツボは、特に養生の名穴と言われます。お灸を毎日据えれば、長寿も夢じゃない!!
他にも、風邪を引きそうならば、皮膚をつまんだり、お腹を温めたりと色んな方法をご紹介しました。

また、食べ物では肉厚のキノコ類やブドウ、ショウガ、ニラ、にんにくなどなどと、免疫を上げる生薬を実際見ていただきました。
さらには、劉先生手作りのショウガ・なつめ・黒砂糖を混ぜた姜棗茶を試飲して、免疫力を上げてもらいました。

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