2017年11月14日火曜日

第11回 東文健康サロン インフルエンザと免疫力向上

1111日(土)第11回東文健康サロンが開催されました。
1並びの今回のサロンですが、「インフルエンザと免疫力向上」をテーマに開催しました。

今年は特にワクチンが少なく、予防接種が困難担っているのが現状です。予防接種の他に、自力で予防が出来ないのか?を考え、免疫力向上をテーマにしました。

はじめに、院長・田口先生からインフルエンザの流行状況と治療に使われている薬について概要を語ってもらいました。予防についても、単純で当然に思われるかもしれませんが「手洗い、うがい」はちゃんとしましょう!との事でした。

次に中医編として、中医の考える免疫って何だろう?、どうすれば免疫力が高められるか?という話をさせていただきました。免疫力を向上とは、中医的に「未病を治す」という予防概念にあたります。
体を守るのには、気の調整が必要で「正気(せいき)」がその仕事をしているということです。
「正気」は「元気」とも呼ばれ、生まれ持った両親からもらった「先天の気」と呼吸や食事から得た「後天の気」から構成されます。

「生まれ持って体質が弱い人はどうなっちゃうの?」
完全に補填するという基準はないですが、後天の気を使い、先天の気の不足を補うようにします。体質自体はベースは存在するとしても、変化は出来るということでもあります。

また、「衛気(えき)」という体表を守る気もあり、食べ物から作られる気であり、下焦という「先天の気」とも関係した場所から発生します。朝になると目元から衛気出て、夜になると足から体内に入るとされています。そのため、朝に目元がむくむのは衛気の流れが悪いからとする事もあります。一般的な風邪では、体が弱り衛気がかけてしまった時に、毛穴からなどから風の邪気が侵入していきます。ここでの邪気は、人を食べるとか脅すとかではなく風・寒・暑・湿・燥・火の6種の自然な気が人体に対して悪影響を与えた時に邪気になります。邪気は、取りきれずにいると体内で悪い方向に進行していきます。

これらの邪気が入り込まないようにするためにも、免疫力をあげましょう!
サロンでは、ツボと食べ物を使った免疫力向上をご紹介しました。




足三里のツボは、特に養生の名穴と言われます。お灸を毎日据えれば、長寿も夢じゃない!!
他にも、風邪を引きそうならば、皮膚をつまんだり、お腹を温めたりと色んな方法をご紹介しました。

また、食べ物では肉厚のキノコ類やブドウ、ショウガ、ニラ、にんにくなどなどと、免疫を上げる生薬を実際見ていただきました。
さらには、劉先生手作りのショウガ・なつめ・黒砂糖を混ぜた姜棗茶を試飲して、免疫力を上げてもらいました。

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